東京港品川大井側蕎麦ポタの日

浜松町 駐輪場入り口



東京港江東区側ポタの翌日。浜松町の駐輪場へ。駐輪場なんて高架下か地下で薄暗くて埃っぽいのが相場だ。が、予想に反して、ここは明るく清潔。しかも「24時間有人監視付き」(仕事柄弱い単語だ)なのだ。それで一日150円。ちょっと感動。

浜松町以外にも、田町、品川、麻布十番白金高輪に同じような区営の駐輪場があるそうだ。港区恐るべし。駐輪場への取り組みに関しては23区随一ではないだろうか。

「気をつけて行ってらっしゃい」の声を背に。朝から良い気分だ。良い気分のまま、東京湾側に出て、そのまま湾岸を南下する予定だ。最大の目標は、埋立地側から昨日見た、大井埠頭のコンテナクレーン群を間近に見ることだ。


ところが世の中そうは思うように問屋も仲買人も卸してくれない。東京の古い港と倉庫街だ。湾岸はすべて、私有地とのことで、ガードが厳しく近寄れない。
それはそうだ。ガードが甘かったら簡単にテロに狙われてしまう…。
諦める。

でも、だいじょうぶだよ。他にも行きたいところがある。計画を変更して、京浜運河を中心に攻めることにする。実はこのあたり、運河沿いはもちろん、倉庫街の間に緑の多い公園があったり、湾岸道路のような物流用の自動車専用道路の横に、ひっそりと緑道があったりするのだ。


思いがけない異世界もある。「大井埠頭中央海浜公園」には野鳥の観察場がある。唐突に絵に描いたような白い砂浜が現れるのは「ふるさとの浜辺公園」。東京とは思えないような鄙びた漁港もある。


そろそろ羽田だ。どうせ滑走路はポタらせてくれない。強行するとたぶん逮捕される。
水と公園から離れて、下町風情の残る町中へ。次の目的地は、蕎麦屋にきまっている。だって、今日は蕎麦ポタなのだ。
糀谷の駅前『粋場 ひさ奈』。桜切り、ニ八、十割の三色蕎麦を所望する。つまみも豊富。酒の品揃えもいい。落ち着いたインテリア。今度、ゆっくり飲みに来たい。

帰路は多摩川に出ようと、環八を突っ切って斜めに進む。眼の前の角っこに姿の良い蕎麦屋が。『蕎肆 浅野屋』だって…、そうだここも、『ひさ奈』同様、aizさんのお勧めに入っていた! 今日は一軒で帰ろうと思っていたが、偶然の出会いに逆らってはいけない。仕方が無いので、今日もはしご蕎麦。ま、いいか。昨日は蕎麦抜きのポタだったし。
他にも、行ってみたい蕎麦屋が数件ある。このエリアのレベルも高い。というか、そもそも最近、良い蕎麦屋がどんどん増えている。うれしくかつ困ってしまうのだ。

多摩川を遡って帰宅。この日の走行距離は50キロ、前日の江東区は70キロだった。前々日は強風の多摩川を40キロ走ったし・・・・・、最近、走っても疲れないんだよね。これはこれで問題だ。原因はわかっている。近々解決させなければ、まずい。