酒と薔薇の日々

銀座を見下ろしながら入浴・シャワー



「東京に暮らしていながら、普段なかなかできないようなことをやろう」企画だが、当社の社員旅行規定にしたがって、飲み食いが中心となる。

今回のメニューは、銀座『古拙』から始まる。基本は蕎麦屋なのだが、コースのみの懐石仕立てになっている。コースのみということもあり、未訪のままだった。昼はなぜかうどんしかなかったのだ。(やっぱりおまえが行きたかったとこなんだろう?)

料理はいうまでもない。素材感いっぱいでどれも堪能。締めの蕎麦は、十割でここまでやるか…と思わせる極細切り。くっつかないように急いで食べなくては。

シャンパンとワインの品揃えがすばらしい。ビンテージ物もあり、飲むべきか飲まざるべきか…、一瞬さまざまな想念が頭をよぎった。が、ま、だいじょうぶだよ、今晩は値段を見るのはやめよう。
そこそこの人数だったので、一瓶でちょうど全員に行き渡る。次々にとっかえひっかえのワイン責めの充実した一夜だった。ワインマニアは「エチケット」もいただき満足げ。
知らないうちに昼の蕎麦コースもできていた。次はこれに来る!もっと蕎麦を食べてみたい。

ぞろぞろとホテルに帰る。時間を気にせず手ぶらで夜の銀座をうろつくなんて、日常ではできない。夜風が心地好い。
一室に集まり、宴会の続きがてら明日の(もう今日か…)作戦を練る。

翌朝は5:30にロビーに集合。早朝の築地で朝寿司朝酒。運良くタッチの差で、順番待ちで並ぶことなく『大和寿司』に全員が着席。いいねえ、朝のビールはうまい。朝の日本酒はきく。刺身もにぎりもうまい。眠い。けど、堪能。

いい気分でホテルに帰る。朝風呂。このホテル『三井ガーデンホテル銀座』選定の決め手は「バスタブ」だ。バスタブが大きい。シャワールームが別に付いている。トイレが別室だ。風呂に大きな窓があり、入浴中に銀座の展望が楽しめる。仕事で泊まるわけじゃない。非日常を楽しみに来たんだ。ホテルの部屋なんてどうでもいいんだよ。自分の家の方が広いに決まっている。問題は風呂なのだよ…。
薔薇のエッセンス入りのバブルバスにのんびりつかる。酔いがじんわりくる。

再びベッドに。早朝からの酒と大量の炭水化物。風呂に入ってからの朝寝。まるで相撲部屋だね。

11:48分にロビーに集合。チェックアウト。昼飯に向かう。『銀の塔』でシチューにグラタン。(これも高カロリー食だね…。) 当然、ビールも。ひさしぶりの、熱々和風シチューがおいしい。ご飯の大盛りお替りが相次ぐ。

昼食後、やっと解散。こうして、「飲み食いトライアスロン」別名「一晩で3キロ増量プロジェクト」は完了した。

午後の刺すような日差しのなかを帰宅。ああ、疲れた。まずはビールを一杯。