平日に昼酒昼蕎麦三昧その弐Sight the 『ふじ多』


9日(金)は、『黒森庵』でご一緒させていただいた、YさんとNさん推薦の、幡ケ谷『ふじ多』へ。

こんなところに、こんなすばらしい店があったんだね。自転車での休日出勤時に、甲州街道排気ガスを避ける裏道として、何度か通っていたのに。路地裏にあるわけではないのに、これは見つけにくいよね。



休日の昼の蕎麦屋での作法通り、「宗玄」をいただく。突き出しは「焼味噌」。あッ、柚子の香が。う〜ん、酒がすすむ。もっと大きなしゃもじに乗せてもらって、山盛りで食べたいのに。どうしよう…。

と悶えていてもしかたがないので、「大山鳥山椒焼き」を。素材の良さを逃がさないように、とてもていねいに焼かれいて、うまみがストレートに伝わってくる。おいしい。とくればもうしかたがない。ご主人と蕎麦屋談義などをしながら、お替りは「鶴齢」のおりがらみを。

さて、蕎麦は、とうぜん「もり」。
細切り。この細さにぴったりの腰。汁は透きとおっているが濃口。でも、ほのかな甘味も感じる。この細さにぴったりだ。

しかも、山葵がすばらしい。山葵に感心したのは、明大前『冬林』以来かもしれない。他のつまみも温蕎麦も食べてみたい。これはもう、裏を返すしかないね。次は、夜「おまかせコース3,500円より」を頼んでみようか。

しかし、こんなクオリティの店が、無名で、まだ、あるんだねエ。東京の蕎麦屋は、まだまだだいじょうぶだよ。

ふじ多の詳しい情報はココにあるよ ⇒ つれづれ蕎麦 幡ケ谷「ふじ多」

こんな至福のときが、あと2日続くのであった…。