Jazzな気分でピアノソロ

ダラー・ブランド「アフリカピアノ」



2009年最後の実質的な仕事日をブルーに始める。

  • 08:31am
    つらい目覚め。何だまだこんな時間か、もう一眠りしよう…という夢を見ていた瞬間に目覚ましが鳴った。

で、いきなり夜に。

  • 11:01pm
    明日からず〜っと休みみたいなものだから、ず〜っと音楽聴いていてよい今日はピアノソロで行ってみよう。いきなりヘビーにダラー・ブラント「アフリカンピアノ」から始めるのだ。
  • 11:19pm
    「アフリカンピアノ」を聴いたときの衝撃は強かった。最初の数小節でとりこになった。なんだかんだと、聴いたりやったりしてきたのはカッコつきの西洋音楽だ。あ、こんな音楽の表現方法があるんだな。と。はまった。
  • 11:27pm
    「アフリカンピアノ」。いまだに何度聴いてもすごい。麻薬的というか、催眠的というか。自然に身体が動いてしまうというか、アフリカ的にくねくねしてしまうというか、痙攣してしまうというか…まあ、そんな感じだ。さわりならAmazonで視聴できるよ。http://goo.gl/viLr
  • 11:40pm
    「アフリカンピアノ」。西洋音楽の言葉では表現しにくい。あえて言えば、最初はゴスペル風に始まるが後半はフリーっぽい音が多くなる。で、途中で必ず聴きたくなるアルバムがあるのだ。それが、ポール・ブレイのピアノソロ、「オープン・トゥ・ラヴ」だ。続けていってしまおう。
  • 11:50pm
    「オープン・トゥ・ラヴ」。久しぶりにレコードを引っ張り出して聴く。これこれ。いいねえ。一音一音がキラキラしている。クリスタルみたいだ。マンフレート・アイヒャーのECMでしか耳にできない独特の音だね。
  • 12:01am
    「オープン・トゥ・ラヴ」。いやあ、スウィングしないね。のせてくれないね。エクスタシーを感じさせてくれないね。いつも思うのだ、何て無機質なピアノの音。でも、何て官能的なのか。男らしくないかよわい色っぽさが魅力。だからカーラ・ブレイとアーネット・ピーコックなんて猛女たちと結婚したのか?
  • 12:20am
    オープン・トゥ・ラヴはA面(!)だけにしておいて、変態つながりでセロニアス・モンクを聴き始めた。「セロニアス・ヒムセルフ」。やはりレコードだ。針が落ちるときのシュワーという音が好き。Round Midnightが入っているB面を聴く。
  • 12:30am
    久しぶりに聴くモンクのソロピアノ。いいねえ。でも本当に音が少ない。"一音いくら"だとしたら、こんなコスパの悪い音楽はないかも。実情は知らないけれど、モンクを最も評価する国は日本じゃないだろうか。こんなジャズが、空間恐怖症患者で溢れている欧米でうけるわけがない。
  • 12:42am
    レコードだと片面で完結したように気になれるのでお得、というか何というか…。で、ここまで来たらマルを聴いて泣こう。マル・ウォルドロン「オール・アローン」のA面を聴くのだ。
  • 12:56am
    「オール・アローン」なんて聴いたの何十年ぶりだろう…。いいねえ。でも、マルも日本で一番人気があったんじゃないだろうか。米国のジャズ好きの間では「ファイブスポットでエリック・ドルフィーのバックでピアノ弾いてた人ね」程度の評価ではないだろうか?でも好きだけど。
  • 01:18am
    セシル・テーラーを聴き始めた。が、だいじょうぶだよ。さすがに途中で止めた。そこまで行ってしまうと現実に戻れなくなってしまう。で、気をとりなおしてチック・コリア「ソロ VOL.1」にした。ソロピアノJazzって、こんなに聴きやすくてハッピーでいいんだろうか…と不安がよぎる深夜プラス1。
  • 01:27am
    チック「Piano Imporovisations」。Sometimes Agoのあまりの心地よさに落ちていた。明日はキースのソロ三昧にしよう。

んなわけで寝るのだ。



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