ドイツamazonのレコメン商品【危険!シモネタ注意】

これがう△▽だ!



アマゾンって貪欲だ。商品カテゴリーもどんどん増えて、「水」まで売っている。あんな重いものでも 1,500円以上で送料無料だ。「成人向け・アダルトグッズ」なんてカテゴリーすらある。いつの間に…。
で今は、本の「送料無料フェア」だ。300 円台の文庫本だってあるだろう。これも送料無料。いくら流通が入らないから"×7"以下で仕入れられるといってもだ。本当に貪欲だ。

アマゾンが日本に上陸した当時、「ネットで書店を始めた」という点で、ジェフ・ベゾスに対する多くの日本人、特に文化人と呼ばれる人たちの支持は大きかった。でも、自伝を読めばすぐわかる。決してベソスは本が好きだから書籍のネット販売を始めたのではない。ネット販売自体が半信半疑の眼で見られていた当時、「書籍」が最もネットで売りやすかったからだ。
実際に手に取って見なくとも商品のクオリティが判断しやすい。重くて持ち帰りが面倒だ。腐らない。等々。しかも米国は日本と違い、書籍の再販制度がないのだ。値引き販売はやりたい放題。

特に日本のように流通に保守的な国では、書籍という"文化"を売りものにしたことが大きかったのだと思う。
わたし?わたしは".com"の時代からのアマゾン応援団だ。日本では税金を払っていないらしいが…。

最初にアマゾンから本が送られて来たときのことは良く覚えている。梱包のすばらしさに感動した。はるばる太平洋を越えて届けられた本が宝石のように大切に扱われていたのだ。以後何度も本を注文したが、カバーの端が痛んでいたことがなかった。本のめくり跡すらなかった。
本が出荷された状態そのままを顧客の手元に届けるために、十分に気を使っていることが良くわかる。本好きの心をくすぐり、大切な顧客の一人として扱われていると感じさせられたのだ。
この"伝統"はアマゾンジャパンでも同じだった。

書店の平積みから本を買うとき、意識的にも無意識的にも一番上からは取らないよね。できたら立ち読みされた後ではなく、「まだ誰の手も触れていない」のを買いたいよね。これは本好きの本音だと思う。実は前の人が上下を入れ方かもしれなくてもだ…。とにかく、アマゾンの本はいつも"新品そのもの"だったのだ。

WEB屋としてびっくりしたのは「レコメンド機能」だ。例の「この商品を買った人はこんな商品も買っています」ってやつだ。今でこそ、フリーのオープンソースソフトウェアをはじめ、この機能を持っていないWEBショップシステムはないだろうが、当時は新鮮な機能だった。
"そう言われると"次から次へとクリックして買い物を続けてしまうのだ。

で、この「この商品を買った人はこんな商品も買っています」がここ数日、WEB上で話題になっている。ずいぶん前に一度、好き物の間で話題になったことがある。それがまだそのままに放置されているというところがおもしろい。
これだけじゃあ、話がわからないよね。じゃあ試しに、このURL『金属バットを買った人はこんな商品も…』をクリックしてごらん。なるほどねェ、と思うだろう。金属バットを買った人は、なぜか目出し帽や目潰しスプレーを買っている…らしい。金属バットには、野球以外の別の使い方があるみたいだ。

その他いろいろの商品を探してみた。へえ〜、こんな物がアダルトグッズとつながるのか…とか、この手の本を買う人はこんな職種の人なんだ…とか、時間を忘れて楽しめる。
例えば、「又吉イエス」に興味を持っている人は財務会計関連のプログラマらしい、とかだ。
実は忙しくて困っているにもかかわらず、この手の遊びって、始めると止まらなくなってしまわないか?・・・・・ああッ忙しい!!

いくらプログラムまかせだとしても、そこそこ話題になっているにもかかわらず、アマゾンがこのまま、この「金属バット」を放置しているなんてちょっと不思議だ。「ドイツAmazonは何やっておるのヂャ」と思うだろう? でもだいじょうぶだよ。ひょっとするとこれは「プロモーションの一部」かもしれないのだ。だって、このおかげで日本からのアクセスはかなり稼げたのではないだろうか…。
ネガティブな理由であろうとなかろうと知ったことではない。結果がすべてだ。合計何クリックか何ページビューかで、収益は間違いなく変わってくるのだ。

なんか、インターネットって、嫌なメディアになっちゃったね。

ま、大アマゾンがそこまで考えているとは思えないが、ネット商売では、理由はともかくアクセスを集めれば勝ちなのは間違いない。当然それを狙っている人はいるはずなのだ。例えばこんなページはどうだろう?「ウコン(ターメリック)」の紹介ページだ。これだけ盛大で周到な"間違い"もめずらしい。ときどき話題になっても、まったく修正はされていない。確信犯に違いないのだ。ネットビジネス恐るべし!

粉末ウ△▽、△ン▽美顔水、なましぼり△▽コ、等々、最後まで笑わずに音読できたらあんたは偉い。



hosanm@gmail.com