弱い言葉

蕎麦、田無「ほしの」小平「吟」



弱い言葉がある。例えば、

  • 限定△食
  • △種盛り
  • 利き△
  • △仕込み
  • 生、無濾過、初、はな
  • 新、古(どっちなんだ?)
  • 原酒(直球だね)

ようするに、飲み食いの話か…だって?…。そうだ。それ以外に考えていることはない。(断言しちゃった)

というわけで、田無、手打ちそば『ほしの』まで、ヘビードリンクに行ってきた。予約だけの営業。コース主体だ。
「なにい、てやんでえ、予約でコースだとお。客をなめさらしとんのとちゃいまっか」と地域不明の言葉で鼻白む向きもあろうかと思うが、まあ、ま、熊さんや、落ち着きなさい!そうじゃない。

ここ『ほしの』では、最高のクオリティを最低のコストで提供したいがための「予約だけ」なのだ。「コース」は1500円からだが、この1500円の内容がすさまじい。2倍の値段といわれても、「え、それでいいんですか?」と反応してしまうほど。さらに酒をたのみ続けるとお通し代わりの料理が…ざくざくと。

去年うかがったときも、三人で飲みに飲んだ。が、というか、なのに、面子の一人が言い出した。「今度はとことんやりたい」と(じゃあ、あれはとことんじゃなかったのね…?)。誰の挑戦でも受けて立つ主義のわたし。じゃあ、行きますか!と、今日の日をめでたく迎えることができたわけなのであります。

というわけで、今回の集まりの趣旨は「とことん」だった。まあ〜、飲むわ飲むわ飲むわ、次々とお銚子を重ねると、次々と出てくる、新しいつまみや小鉢。ざっとこんなラインナップ。

酒は、尾瀬の雪解け・春鹿・墨ノ江・五厘・美丈夫・八海山×2.5程度。あ、ビールもね。ハートランド2本。食べたのは・・・・・・・・・・(あんまり多くて忘れた)と蕎麦だ。その蕎麦が、また絶品。ますますおいしくなった。これでひとりゲーセン強とは恐ろしい!世の中の物価の常識が信じられなくなる瞬間だ。

ああ、うまかった、満腹。と思うまもなく「次の店」へ行こうと。まだ食べ飲みするのか…。

もうひとつ「弱い言葉」があった。書き忘れていた。「吟」だ。
田無の近く小平には、そのものずばりの名の、ちかごろ売り出しの店がある。小平、手打そば『吟』だ。以前から一度行ってみたかった店だ。

行けば、あうウ、満席とのこと。でもだいじょうぶだよ。この際だ、目の前の居酒屋で待とうじゃないかと、ホッピーと焼き鳥でしばし止まり木に身をあずけるも軽く一杯で再び『吟』へ。また酒、酒。いいよ、この店も。「玉子焼き」も「豆腐のかき玉風」も。もっと食べたいが、もうお腹一杯。でも蕎麦なら入る。大盛りの量で二色を完食。さすが評判の店。ここの蕎麦もうまい。
いや、いや、どのお店もごちそうさま。また来る!

いったい何時間飲んでるんだ、われわれは?いった何杯飲んだんだ、今日は?まちがいなく「とことん」だった。
帰りの電車では、今夜もぐっすり。みなさんお疲れさま。楽しかった。また行こうよ。