北方謙三版『水滸伝』 4/19

Hosanm2007-05-25



北方謙三水滸伝』を読みはじめてしまった。ハードカバー版を何度も買おうと思ったが、移動読書派としては、あえて文庫にこだわり、今まで待っていた。
文庫で出てからも、今まで待っていた。だって、毎月の新刊を待っていることなんてできないだろう!

だいたい、全10巻程度かな、とかってに想像していた。10巻に近くなってきたから、そろそろ読みはじめてもだいじょうぶだよ、と思っていた。

3巻まで読んでも、ちっとも話が進まない。4巻目でやっと、変化のきざしが見えてきたが…。チェックしてみた。全19巻なんだそうな。

いままで4巻読み終わっていて、5月で8巻まででている。残りは11巻かア…、全巻そろうのに、これから約一年かかる。いまなら、未読として、あと4巻のバッファがあるのだから…、どんなペースで読んでいけばいいのか…。

どう考えてもつじつまが合わない。しまった。読み急いでしまったようだ。どこかできっと、ハードカバーに手を出してしまうんだろうな、という嫌な予感がする。

それにしても、この『水滸伝』はなんだ。1巻目から「あれッ?」と思った。登場人物の名前と大枠のプロットを借りただけで、まったく、北方謙三のオリジナルになってしまっている。これは『水滸伝』じゃないよ。でも、くやしいことに、それがまた、実におもしろい。

たとえば前作『三国志』と較べてみても・・・・・・。あッ、待っていたメールが入った。返事を書かなくちゃあ。書き終わると、きっと消灯時間だ。

あとは、明日に、続く、・・・・・・。