三つ数えろ その参 桜満開いつものコースを 蕎麦「宇奈根 山中」でいつも以上の満足を


朝一番と夕方に自宅近辺で野暮用があり。それならばしかたないか、と、一日休暇をとる。やけに都合良く桜の季節だね、とかいろいろな声もあろうが(自意識過剰?)、ま、この際だから、用事の合間に、近所の河を一回りチェックしてこよう、と早々に出発。

今日のコースは、仙川をさかのぼり井の頭公園へ、玉川上水に乗り換えて桜通りを小金井公園へ、桜の木を追いかけながら南下して多磨霊園へ、野川に戻り世田谷に下り、宇奈根『山中』でひと休み。再び仙川に乗り換えて岐路につく。途中小雨に降られながら、走行距離48km。

いつもの通いなれたコースなので、GPSは持たず出発。GPSでトラックログをとると、どうしてもタイムが気になり、急いでしまう。(スローライフは忘れたのか…)今日の目的は花見ポタリングなので、あえて持って出なかった。

古い記録でもうしわけない。地域とGoogleEarthのログは、大体こんな感じだ。

世田谷〜調布〜小金井トラックログ

途中、『山中』では、偶然、蕎麦友に出会い、旧交を暖める。(ここまでくるととても偶然とは思えない)いつもの小海老のかき揚、いつものあれ、いつもの蕎麦を…と、なんと今日は「桜切り」ではないか!では、二色で。最後にいつものとろとろ蕎麦湯。
今日は特別に、「卵とじの抜き」(?)と桜切りを茹でた後の釜湯もいただく。
桜切りの後の釜湯は格別だ。今日の「もり」はいつもの淡白さと異なり、濃厚なかおりと風味で、いつもを大幅にうわまわり、いずれも満足な、一時だった。

小金井エリアの桜はピークを過ぎていたが、世田谷エリアは満開を過ぎて散りはじめているところだった。咲きはじめも満開の時もそれなりに美しいが、桜の季節でもっとも好きなのは、この散っている最中だ。桜舞い散る中、タイヤに一本の桜色の線をつけながら、今年も心地好く走れたことを感謝。今日もいい汗をかいた。

帰宅後すぐ着替える。半分開けていたブルゾンの胸元から入ったのだろう、ひとひらの桜の花が足下に落ちた。だいじょうぶだよ、また来年会えるよ、と。