三つ数えろ その壱 桜満開世田谷南部ポタリング

Hosanm2007-03-31



東京には桜が多い。いつの間にこんなに増えたんだろう?昔は、花見といえば上野公園と飛鳥山に決まっていた。ガキのころの記憶なので、行動範囲もセンサーの感知範囲も狭かったせいなのかもしれない。でも、オヤジたちが酔っぱらった姿がニュースに流れるのは上野公園で、当時の子供たちにとっては、そのころのそのあたりは、邪悪な存在のため封印された禁断の地だった。だからというわけではないだろうが、家族の花見といえば、はるばる飛鳥山へ行っていた…ような気がする。(いいかげんな記憶で書くなよ)

「撮影所のあたりの仙川沿い一面に桜の苗木を植えた。いまに桜の名所になるぞ…」と、父親が晩酌をしながら話していたのを覚えている。その仙川の桜もすでに壮年期を過ぎて、老木の域にはいっているのではないだろうか?他所の桜の方がどうも若そうだ。
20〜30年前に大規模な植林運動があったのだろうか?(そんなに疑問だったらググレよ)ま、深く考えると疲れるので、このあたりにしておく。
少なくともソメイヨシノ染井吉野)は東京都の花に指定されている。

ソメイヨシノという名は、上野公園の桜を調査した、染井村(駒込染井吉野桜記念公園がある)の誰々某(忘れた)が1900年に、奈良の吉野山の桜と区別するために「染井」吉野と名付けたということは有名だ。もともと「江戸」の花だったらしい。

実際、ソメイヨシノの学名「Prunus × yedoensis(エドエンシス)」には「江戸」の音が入っている。

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3月末〜4月初は、四季のポタリングの中でも、最も特徴的な時期だ。理由は、とうぜん、桜。

一面の桜はきれいだが、純粋のポタリングにはちょっと不便だ。人が多く走りにくい。途中で降車して、押し歩きをすることが何度かある。

今年は、三回、最盛期の桜見物がてらのポタリングができるはずだ。週末の土日。あと一回は?…って。まあ、いいじゃないか、世の中いろいろあるからだいじょうぶだよ。

というわけで、今日は、世田谷区の南側と目黒区の西側を重点的にカバー。

馬事公園から深沢の桜並木を抜け呑川へ。そのまま暗渠になった川に沿って、駒沢公園近辺に顔をのぞかせながら都立大まで下る。目黒通りの裏道をてきとうに多摩川まで南下。丸子川から野川に出て、ちょっといっぷく(また例のパターン…?)。野川から仙川に移り、東宝撮影所をかすめ帰宅。

途中でいけそうな桜を見かけては、寄り道をしながら走ったので、エリアの狭さのわりには、走行距離は41キロ。
途中で「ちょっといっぷく」の桜切り蕎麦と、桜のかおりが移った釜湯がうまかった。ハンディGPSを充電しわすれていたので、Google Earthのトラックデータはなし。

あ〜ア楽しかった。さて、明日はどうしようか?残りもう一日のコースは…。
あと、まだ二つ、こんな楽しみがまっている(ほんとにおまえって楽天的な)。次に行くのは どのムラーカと。