1日前の記事を上書きして消してしまった- アーカイブとキャッシュを使う


日記を登録した瞬間に気がついた、日付を書きまちがえ、昨日の日付に上書きをしてしまったらしい。「2007−03−19」の分だ。
つまり、一日のログに上書きをすることによって、消滅させてしまった…ということだ。

Mくん、以前、停電の話で偉そうなことをいってスマン、m(_ _)m。君のことは笑えないね。『紙』のことも自慢気に書いてスマソ。

いつも、テキスト入力は『紙』を使っている。このときも使っていた。が、こんなときに限って「わざわざ、なぜか、その日のファイルを使って、しかも、その箇所のテキストを削除(!)したうえで、あたらしいテキストを上書きしている」のだ。なんでそんなことをしたのかは不明。「魔がさした」というやつだろう。世の中、こんなもんだよ。

しかも、だッ。なにを書いたのかがまったく思い出せない。話のディテールのことではないよ。内容の骨子というか、題名すらだ。いくら「のんでから書く」ことを、PCの前に座ってから、自動筆記的に書くことを命題としながら(構成や起承転結はまったく考えていないのだ)、これはひどい。(もっと深刻に悩んだほうが良いよ!)


ということで…。


『紙』には、「予備保存を閲覧」というメニューがある。一部のテキストを削除したくらいたいしたことないよ、と、探してみたがそこにも痕跡すら「ナイ」。当然といえば当然か、その部分のテキストを、わざわざ選んで自分で削除してしまったのだから。
PCのバックアップファイルもチェックしてみたが、当然ながらない。
こんなこと良くあるよね。基本的に、デスクトップから削除してしまったら、もうダメなのだ。

WEBの仕事をしていても、やってしまったことがある。ずいぶん昔の話だ。あるWEBページに、他のページのファイルをFTPアップロード、上書き!してしまったのだ。しかもバックアップファイルはここにはない。午前1時だ、ファイルのある場所に行くにも、電車がない。タクシーで行くか…、と、思いは走馬灯のように頭を駆け巡った。

このときは、WEBアーカイブサイト『WayBackMachine』から、古いデータを取ってきて再加工し、数十分以内で復旧、ことなきを得た。
そのWEBサイト自体の更新頻度が低かったのと、少なくとも画像データ自体は別に持っていた、ページ数自体も少なかった、さらに、真夜中だったのでその間のアクセスはなかった σ(^_^; ことが、後でログを取って確認できた。

これは、まれな、幸運なケースだ。悲劇で終ることも多い。
知人のWEBデザイナーは、これで職を失った。が、後で詳しい話を聴いて、それも当然だと思った。ページ数もそこそこ多く、過労で疲れていた、しかも真夜中のこと、ちょっと飲んでいたらしい。しまったと思ったその瞬間、何を思ったのか「ま、明日でいいや」と、そのまま寝てしまったのだ。
ずいぶん前の話で、WEBサイト自体の重要性が低かった時代の話であるとしても、翌日の騒動が目に浮かぶ。

ま、他人のことはともかく、わたしはというと、とっさにWEBアーカイブをチェックしてみたものの、昨日の日記が載っているわけはない。しかも、動的に作られたブログページだ。

で、結果は・・・。ご覧の通り、復旧している。

動的なブログページ、しかも更新頻度が高く、インデックス化がはやい「はてなダイアリー」だ。ひょっとして、すでにGoogleに拾われているのではないか、と思い、それらしいキーワードで検索してみた。
この「だいじょうぶだよ」ブログ自体があったので、 [ 他、d.hatena.ne.jp内のページ ] をクリック。これで、全ページがリスト表示されたはず。あったあった!最新のページもすでに拾われている。さすがGoogle、さすがはてなダイアリー

すでに本文は削除されているので、「キャッシュ」をクリックする。これで、自分で削除してしまったページも表示される。あとは、テキストをコピペするだけだ。

フ〜ッ、よかった。ねえ、Mくん、ときどき、書きかけのコンテンツはセーブしましょうね。それに、ファイルはバックアップしておこうね。