『1億稼ぐ検索キーワードの見つけ方』


新しい本を持ってくるのを忘れてしまった。読み終わる寸前の本だけだ。…。読み終わってしまった。これから1時間以上移動する。iPodもバッグに入っていない。駅の前の書店に入る。棚をざっと見てみるが、読みたいエンタメ本もないとき、平積みの本が誘っているのが目に入った。

『1億稼ぐ検索キーワードの見つけ方』だと?ロングテールだと?キーワードマーケティングだと?

…というわけで、めったに買わないHOWTO本を、衝動買いしてみたが、いやいや、なかなか良い本だった。

インターネットの黎明期から、検索エンジンを追いかけてきた者としては、ここまで「検索」そのものが市民権を得ていることに、ちょっと感無量。ネットビジネスをしてみようかなァと思っていたら、まだだいじょうぶだから、今のうちに読んどいた方が良いと思う。



1億稼ぐ「検索キーワード」の見つけ方?儲けのネタが今すぐ見つかるネットマーケティング手法

1億稼ぐ「検索キーワード」の見つけ方?儲けのネタが今すぐ見つかるネットマーケティング手法

また、気になったところを拾い書きしておく:


■クリック率の高いキーワードはほんの一部

  • 上位4000種類のキーワードは全体の20%程度。
  • 1日に1回しか入力されない言葉が全体の63%をしめる。
  • プレミアム・キーワードのほとんどは固有名詞である。


■クリック率とコンバージョン率

  • 1位表示していれば、クリック率は10%前後、コンバージョン率は1%前後。

      → 1/1000の確率。

  • 常に1位を狙う
  • 1位と2位のクリック利率の差は「30%」
  • 2位と3位のクリック利率の差も「30%」
    • 米エイクオンティプ社の調査

        → 10位のクリック数は1位の10%以下である。

          http://www.atlassolutions.com/
  • 問合せ後の成約率は「10〜20%」の間におさまる。


■ 急いでいる客は「広告」をクリックする。

  • 今すぐ問題を解決したい客はキーワードをクリックする。

      → 金をはらって広告している会社が、客を無下にするわけがない。

      → 広告している会社が、解決方法を持っていないわけがない。
  • すでに購入を決めている客は「広告」をクリックする。

      → 広告は、時間または買えなくなるリスクを軽減してくれる。
  • 検索結果に書いてある情報で満足するユーザーを相手にするな!


■ メルマガは効果がない。

  • 買わない客に対する無料メルマガ配信などやめてしまえ。

    メルマガはプロスペクトにではなく、既存顧客に配信するものだ。
  • わざわざ金を使ってメールアドレスを集め、無料で情報を提供して、記事を書いて…。
  • もうメルマガはいらない。

      → 「だって、検索すれば、知りたいことは全部書いてあるのに」

      → 検索エンジンの進歩はメルマガを駆逐した。
  • 「HPに訪れた瞬間の客は、購入するには程遠い見込客にすぎない」はもはや幻想

■キーワードを探す

  • ウォンツ商材(需要を喚起させええないと売れない商材)言葉は儲からない。
  • ニーズ商材(必要性があって初めて購入する商品)を探す。
  • 悩みが浅い言葉は儲からない。
  • 知られていない言葉は売りようがない。
  • ニッチな言葉のみを買っておく。


■ クリティカル・キーワードとは

  • タウンページ言葉
  • タウンページ言葉+地名
  • 問題発生言葉
  • 秘密にしたい言葉
  • 業界専門用語
  • マニアックな趣味言葉
  • インターネット関連言葉
  • アクション言葉


■検索者が置かれている状況を簡単に推理できる単語を使う

  ×バイク メーカー、 ホンダ バイク
  ◎バイク 買取

  ×コンタクトレンズ ソフト、 コンタクトレンズ 使い捨て
  ◎コンタクトレンズ 通販、 コンタクトレンズ 価格


■「○○を△△する」という語句を使う

  • 浮気を調査する
  • 結婚を仲介する
  • 地震対策をする
  • 抵当権を抹消する
  • バストをアップする
  • コンタクトレンズを通販する
  • 経理を代行する