『1億稼ぐ検索キーワードの見つけ方』
新しい本を持ってくるのを忘れてしまった。読み終わる寸前の本だけだ。…。読み終わってしまった。これから1時間以上移動する。iPodもバッグに入っていない。駅の前の書店に入る。棚をざっと見てみるが、読みたいエンタメ本もないとき、平積みの本が誘っているのが目に入った。
『1億稼ぐ検索キーワードの見つけ方』だと?ロングテールだと?キーワードマーケティングだと?
…というわけで、めったに買わないHOWTO本を、衝動買いしてみたが、いやいや、なかなか良い本だった。
インターネットの黎明期から、検索エンジンを追いかけてきた者としては、ここまで「検索」そのものが市民権を得ていることに、ちょっと感無量。ネットビジネスをしてみようかなァと思っていたら、まだだいじょうぶだから、今のうちに読んどいた方が良いと思う。
1億稼ぐ「検索キーワード」の見つけ方?儲けのネタが今すぐ見つかるネットマーケティング手法
- 作者: 滝井秀典
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2006/03/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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また、気になったところを拾い書きしておく:
■クリック率の高いキーワードはほんの一部
- 上位4000種類のキーワードは全体の20%程度。
- 1日に1回しか入力されない言葉が全体の63%をしめる。
- プレミアム・キーワードのほとんどは固有名詞である。
■クリック率とコンバージョン率
- 1位表示していれば、クリック率は10%前後、コンバージョン率は1%前後。
→ 1/1000の確率。
- 常に1位を狙う
- 1位と2位のクリック利率の差は「30%」
- 2位と3位のクリック利率の差も「30%」
- 米エイクオンティプ社の調査
→ 10位のクリック数は1位の10%以下である。
http://www.atlassolutions.com/
- 米エイクオンティプ社の調査
- 問合せ後の成約率は「10〜20%」の間におさまる。
■ 急いでいる客は「広告」をクリックする。
- 今すぐ問題を解決したい客はキーワードをクリックする。
→ 金をはらって広告している会社が、客を無下にするわけがない。
→ 広告している会社が、解決方法を持っていないわけがない。 - すでに購入を決めている客は「広告」をクリックする。
→ 広告は、時間または買えなくなるリスクを軽減してくれる。 - 検索結果に書いてある情報で満足するユーザーを相手にするな!
■ メルマガは効果がない。
- 買わない客に対する無料メルマガ配信などやめてしまえ。
メルマガはプロスペクトにではなく、既存顧客に配信するものだ。 - わざわざ金を使ってメールアドレスを集め、無料で情報を提供して、記事を書いて…。
- もうメルマガはいらない。
→ 「だって、検索すれば、知りたいことは全部書いてあるのに」
→ 検索エンジンの進歩はメルマガを駆逐した。 - 「HPに訪れた瞬間の客は、購入するには程遠い見込客にすぎない」はもはや幻想
■キーワードを探す
- ウォンツ商材(需要を喚起させええないと売れない商材)言葉は儲からない。
- ニーズ商材(必要性があって初めて購入する商品)を探す。
- 悩みが浅い言葉は儲からない。
- 知られていない言葉は売りようがない。
- ニッチな言葉のみを買っておく。
■ クリティカル・キーワードとは
- タウンページ言葉
- タウンページ言葉+地名
- 問題発生言葉
- 秘密にしたい言葉
- 業界専門用語
- マニアックな趣味言葉
- インターネット関連言葉
- アクション言葉
■検索者が置かれている状況を簡単に推理できる単語を使う
×バイク メーカー、 ホンダ バイク
◎バイク 買取
×コンタクトレンズ ソフト、 コンタクトレンズ 使い捨て
◎コンタクトレンズ 通販、 コンタクトレンズ 価格
■「○○を△△する」という語句を使う