世界の河川を遡ってやるのだ

GoogleEarth



とても、とても、忙しい。
仕事はいつも通りだ。飲み、蕎麦、ポタ、本、音楽、インターネットでの情報収集…、オフタイムも含めて、全部以前と変わらない。ようするに、ここ数ヵ月ずっと忙しいんだよね。そこに Google Earth に新しくリリースされたフライトシミュレータをはじめてしまったからだ。
好きなのだ、昔から。フライトシミュレータ。ふらふら空を漂っている感じが好きなのだ。

好きなのは「漂っている」ことで、「空」自体ではない。まして飛行機ではない。もともと狭いところと空気が流れないところが好きではなかったのに、長年の海外との行ったり来たりで、いやいやながら、一生分の数倍乗ってしまった。旅客機にはもう乗りたくない。

狭いシート、狭い空間。お約束の職業的な笑顔。
10年近く、年間6〜10万マイルほど乗っていたので、マイレージクラスはプラチナ。プラチナならばマイレージは2倍たまった。フライト毎にアップグレードで久しくエコノミーには乗っていない。でも狭い。

新幹線も狭いが、永くとも2時間程度乗っていれば止まる。止まればドアが開く。外気が入ってくる。ところが、「直行便14時間フライト」なんてやつに乗っていた。

エコノミークラス症候群なんて病名があるが、言い得て妙。まるでエコノミークラス特有の症状みたいじゃないか。「心配ならばアッパークラスにしなさい」と言われているような気がする。じゃあ、高原はエコノミークラスにずっと乗ってたのかい?
あれは、旅客機症候群というべきもので、アッパークラスの高カロリー食ならば「フォアグラ度」は完璧。身体危機はより高まる。

そんなことはどうでもいいが、Google Earth のフライトシミュレータはすばらしいできだ。何よりも、自分が住んで知り尽くしている場所の上空を飛べるのが楽しい。ぜひぜひお勧めする。時間を潤沢に持っていてば…という条件付きだけど。

使い方?
最初に、Google Earth の最新版をダウンロードし、インストールする。
起動後、WINDOWSならば「Ctrl+Alt+A」を、MACなら「Command+Option+A」を押す。これでフライトシミュレーターのメニューが開く。
簡単だ。

でも、操作はけっこう難しい。
とりあえずマウスで操作してみる。だめ。マウスは動きの自由度が高すぎて、逆に微妙な操作がうまくできない。
やはりこの手のやつは昔ながらのキーボード操作かとやってみるが、む〜、難しい。だってコマンドがこんなにあるのだ。平均時速20キロMAXのポタリングオヤジの対応能力の限界を、いまでははるかに超えている。いままでにいったい何回墜落死しただろうか。都心のど真ん中に錐揉み状態で落ちて大惨事も引き起こしている。スマン。

でも、このままでは済まされないぜ。

「建物の3D表示」にした都会のクルージングは迫力満点だ。よ〜し、この際だ、AppleII 以来のジョイスティックを買って、まず多摩川を制覇してやる。待ってろよ、隅田川も荒川も、ついでに246も20号も外堀通りもだ。このままにはしておかないぞ。アマゾンもナイルもミシシッピーも全部遡ってやるんだ。(かなり興奮ぎみ)

ちょうどいいときにPCを新しくした。CPUの能力にも余裕があるし、2Gのメモリも利いている。何よりも、目の前の22インチワイド液晶の視野が迫力満点だ。
わたしは、このために、PCを変えた…わけ…では…ない…と思う。(もっと仕事に使え!)