風桶プロジェクト

Hosanm2007-06-21



6月のメインイベントのひとつ「0620作戦」が終わった。上半期最大のプロジェクトだった。永年の懸案事項でもあった。

たいていのプロジェクトは「攻め」と「守り」に分けられると思う。このプロジェクトはどっちだったのか? 説明をしなければ、クライアントは「守り」だと思うだろう。わたしは「攻め」だと思っている。説明すれば「攻め」なんだとわかってもらえる人もいる。(その人の「感度」によるけどね…)

だって、これで、守りのために、貴重な労力を使わなくてもいいのだ。そのパワーを攻めに使えばいいのだ。そのための、攻めるためのパワーはいまだに持っている。

しかし、これで大団円を迎えたわけではない。次のプロジェクトも佳境に入っている。
主力商品のバージョンアップ版を作成している。キモとなる機能を大幅にリニューアル、「使いやすくして価格は下げようじゃないか」プロジェクトだ。

ユーザビリティ機能を追加することによって、使いやすくし、ユーザーに好きかってに使ってもらう。問い合わせも減り、サポートの必要性も少なくなり、商品としては手離れがよくなる。そこで浮いた人的リソースを、前向きなところに使う。安くて使いやすい商品なので、自然と口コミで評判が高まる。そうなるとメディアも黙っていない…。
守りから空いたリソースを使って、それを「売る」ためのプロジェクトも、並行して現在進行中だ。

「0620作戦」は、コードネーム「風桶作戦」別名「わらしべプロジェクト」のもつながっていく。

「0620」の完遂が見えはじめた18日頃、手慰みに、ほんとうに何の気なしに「20日以降のタスク」というリストを作りはじめてしまった。できあがって、ちょっと、愕然。こんなに重い作戦が、この後にめじろ押しなのか…、と。
それもそのはず、0620を目前に控えて、全〜部、わたしがせき止めていたのだ。

「せき止めていた」という認識はずっとあった。でも、見込み違いは、その間も日々あたらしいタスクが増えていた、ということだ。

せっかく、今年度の大きなプロジェクトがひとつ終わったのに、次々と大波が押し寄せてくる。でも、だいじょうぶだよ。ま、しょうがないね。こりゃあ、やるしかないね。この事態を楽しんでしまうしかないねエ…。

そうとも、お楽しみはこれから、なのだ。